こんにちは!フリーランスエンジニアのあおいです。
今日は、私がプログラミングスクールに通って失敗した5つのポイントをご紹介します。
この記事を読んでいるみなさんは既にお気づきと思いますが、プログラミングスクールの受講料は決して安くはありません。
相場で30万円ぐらいかかってしまうのではないでしょうか。
なので、「受講する前に、少なくとも受講料の元は取れる様に準備したい!」と考えている方は多いはず。
あおい
この記事では私の体験談を元に、プログラミングスクールを上手く活用する方法や思考法を詳しく解説します。
ぜひ参考にして下さいね^^
目次
私がプログラミングスクールに通って失敗した5つのポイント
では早速、当時大学生だった私がプログラミングスクールに通って失敗したポイント5つを見ていきましょう。
反面教師にして下さい!
予習をしてから通うべきだった
「予習をしてから通うべきだった」とは深く反省しています・・・。
なぜなら、プログラミングスクールは受講期間が決まっていて、受講期間内は「プログラミングスクールでしか出来ない事」に注力するべきだったからです。
例えば、プログラミングの文法を身につけるのはスクールに通わなくても、本やオンライン教材で出来ます。
なので、自分で出来る事はあらかじめ準備しておいて、プログラミングスクールでは実際の開発に焦点を当て勉強すると良いです。
- プログラミングの文法
- WEBアプリケーションの仕組み
はスクールに通う前に自習しておきましょう。
自習の際にはUdemyと言うオンライン教材が便利です。セール時期だと1つの教材を1300円ぐらいで購入可能で、本を買うより安く勉強出来ます。
RubyやPythonなど様々な教材があるので、興味のある方はぜひこちらの記事をご覧下さい。

また、データサイエンス系のプログラミングスクールに通う方はPyQと言うオンライン教材が内容が充実していて勉強しやすいです。

一方、
- エラーの解決の仕方
- 実際の開発手順
- オリジナルアプリケーション開発
はプログラミングスクールを受講しないと学べない事です。
あおい
受講すれば身につくと思っていた
プログラミングスクールのカリキュラムを一通りこなせばプログラミングが使える様になると思っていたのは間違いでした・・・。
もちろん、ある程度は身につくのですが、「何となく知っている」のと「使いこなせる」のは全く別物です。
勉強した知識を使いこなせる様にするには、個人でも実務でも開発を重ねないと使いこなせる様にはなりません。
なので、スクール卒業後にも継続して開発していかないと学んだ事を活かせるレベルにはなりません。
なお、プログラミングスクールでも実際にWEBアプリケーションを開発する講座があるはずですが、1回開発したぐらいでは全然足りないんですよね。
今「IT人材が不足している!」と言われていますが、もしもプログラミングスクールに通っただけでエンジニアとして働けるレベルになるなら国が無料でプログラミングスクールを提供すればいいだけの話です。
でもそうはならないのは、プログラミングも簡単には身につかないと言う事です。
あおい
講師に聞けば全て理解出来ると思っていた
講師に聞けば全て理解出来ると思っていたのは間違いでした。
もちろん、講師はかなり噛み砕いて説明してくれます。独学で勉強するより押してもらった方が圧倒的に理解が出来ます。
ですが、例えば1ヶ月間、東大医学部の入試問題を超分かりやすく解説してもらったら東大医学部に合格出来る学力が着くかと言うと、それは違うと思いますよね?
そして、それはプログラミングも同様です。
- 人間の言葉とは全く違うプログラミング言語
- 聞いただけではすぐに理解出来ない概念
- 大量にある初めて聞く言葉
など理解すべき事が山ほどあります。また、それらの全てが初めて学ぶ事です。
なお、プログラミングを理解するには時間が必要な場合も多いです。
講師に教えてもらった事を元に、自分で勉強していかないと身につきません。
「講師が何とかしてくれる」と思わずに、「講師を使って自分で身につけるんだ!」と思って通うことは大事です。
卒業後に勉強すべき所が分からなかった
スクールの卒業後に勉強するべき事が明確ではなかったのも失敗でした。
前述の通り、スクールに通うとプログラミングが身につく訳ではないので卒業後の勉強がとても大事です。
あおい
なので、スクールでおすすめされた本を最初から読んでまた1から勉強してしまい時間を無駄にしてしまいました。
「本の目次を見て何を理解しているのか区別すればいいじゃない」と思った読者の方もいるかもしれません。
ところが、スクールのカリキュラムを一通り真面目に勉強した私は、目次の言葉が何を意味しているのかを知っていました。なので、なおさら分からない事の区別がつかない状態だったんですよね。
全てを理解した気になっているけど、他の人に説明出来る訳ではないし開発でバリバリ手を動かせる訳ではない・・・。
なお、この状態を解決した方法は2つあります。
1つ目は「身近に教えてくれる人を見つけられた」事で、2つ目は「インターンで実際の開発に携われた」事です。
この2つが揃った所、自分が分かっていない所を明確に出来る様になりました。
当時の事は以下の2つの記事に詳しく記載しています。興味のある方はぜひご一読下さい^^


卒業後にやる事がなかった
スクールに通う前から「卒業後はエンジニアとして働きたい」と思っていたのですが、私の通っていたスクールではインターン等の紹介を行なっていませんでした。
なので、インターン・アルバイトの仕事は自分で見つけなければならなかったのですが、中々見つかりませんでしたね。
私は情報科学部の出身ではなく(生命科学部)大学が仕事を斡旋してくれる訳ではなかったし、スクールを卒業しただけのただの大学生にインターンでも働いて欲しい企業もほとんどありませんでした。
ネットで調べてインターン求人サイトを見つけ、20社以上応募してやっと1社エンジニアとして雇ってくれる会社に出会いました。
その会社は神奈川の奥の方にあり、私は東京に住んでいたので通勤だけで2時間近くかかってしまいましたが、しょうがないですね。
しかし、インターンでも働いた経験があるとその後の仕事はかなり見つかりやすくなります。
その後は複数の東京の会社でインターンとして働かせてもらったり、個人でお仕事をもらったり出来ました。
あおい
他にもある!初心者が気付きにくいプログラミングスクールの3つの勘違い
私が経験した失敗談以外にも、初心者が陥りやすいプログラミングスクールのギャップがあります。
こちらではよくあるものをまとめました。それぞれ見ていきましょう。
卒業後にエンジニアの転職がすぐ決まると思っている
卒業後にすぐにエンジニア転職は決まりません。
もちろん、これは何ヶ月プログラミングスクールに通い、いつから転職活動し始めたかにはよるのですが、1ヶ月ぐらいプログラミングスクールに通っても内定が獲得出来る可能性はかなり低いです。
「IT人材が不足!」と騒がれていますが、まだまだ未経験者をエンジニアとして採用して育てたい企業は少ないです。今は経験者に求人が殺到している状態なんですよね。
また、「未経験可のエンジニア求人」として募集が出ている場合も詳しく話を聞けば、
- テスターとしてエクセルをスクショする仕事
- カスタマーサポートとして一日中お客さんと電話する仕事
だったりする事はとても多いです。
そして、これらの求人は「その内エンジニアの仕事が出来るよ」と甘い言葉で採用オファーをしてくる所がとてもやっかいです。
あおい
キャリアアップの為にも、最初からエンジニアとして働かせてくれる企業にいきましょう。
そして、エンジニア転職の為にプログラミングスクールに通う事を検討しているなら、無料のプログラミングスクールの方が合っているかもしれません。
無料プログラミングスクールは勉強とエンジニア就職がセットになっているので、ほぼ必ず就職出来ます。
30歳以下ならプログラマカレッジが様々なコースがありおすすめです。

また、35歳までなら0円スクールも利用可能です。

興味のある方は上記記事をご覧下さい。
卒業後にエンジニアとしてすぐ稼げると思っている
「スクール卒業後にフリーランスエンジニアになれる!」と言うプログラミングスクールの広告も見かけられますが、卒業後にエンジニアとしてすぐ稼げる様にはなりません!
個人でエンジニアとして稼げる様になるには、最低でも1年は実務経験を積まないとそもそも仕事の獲得が出来ません。
そして、仕事を継続させるのはまた別の話です。
ちなみに、たまたま私は上記のプログラミングスクールの方とお話しする機会がありました。
「卒業後にフリーランスになった人はどの様なお仕事をしているんですか?」と私が聞くと、
プログラミングスクールの方
と言われ、「おいおい、誇大広告じゃないのか・・・」と思いました(-.-;)
1年ぐらい働くと、フリーランスエンジニアの案件も獲得出来る様になります。
一旦は正社員エンジニアになるのが個人で稼げるエンジニアになる一番の近道です。
一方、正社員エンジニアとして働き始め実務経験半年ぐらいから、副業なら案件の獲得が出来る様になってきます。そして、フリーランスエンジニアを目指している方もまずは副業から始めて見るとメリットが沢山あります。
エンジニアの副業の探し方は

の記事にまとめてあります。ご参考までに!
未経験からのエンジニア転職は年齢も重要と知らない
未経験からのエンジニア転職は年齢も重要になって来ます。
大体、どの求人も30歳以下である事がほとんどです。
なぜなら、未経験からのエンジニア転職はポテンシャルが大きな鍵になるからです。
25歳の未経験エンジニアを雇うのと45歳の未経験エンジニアを雇うのでは、(人によるけど)吸収力も違うし、その後働ける期間も違いますよね。
なので、どうしても若い人の方が有利になってしまいます。
その為「エンジニア転職したい!」と思っている方は今すぐ動き始めた方が良いです。
ちなみに、エンジニア求人は「ワークポート」と「ギークリー」という転職エージェントが豊富に持っています。


無料のカウンセリングに行くだけで、エンジニアのキャリアを明確に描ける様になるはず。
さて、ここまで失敗談ばかりになってしまい「実際にどうすればいいの!?」と思っている方も多いはず。
なので、次からはプログラミングスクールに通って成功する方法を見ていきましょう。
プログラミングスクール選びの5つのポイント
プログラミングスクール選びは、スクールに通う意義に重要な要因です。
ポイントは5つあるので、順番に見ていきましょう。
目標が達成出来るかチェックするべき
まずは目標が達成出来るスクールかチェックしましょう。
- エンジニアとして就職したいなら、就職実績がどれだけあるのか
- プログラミングをビジネスに活かしたいなら、卒業生がどんな活躍をしているのか
- 作りたいアプリケーションがあるなら、それが実現出来るか
など、スクールの実績を確認しましょう。
そして、プログラミングを一括りにして考えないで下さい。
プログラミングにも色々とあり、
- WEBアプリケーション開発
- スマホアプリケーション開発
- ゲーム開発
- データ分析
など何を選ぶかで出来る事が大分変わります。目標が達成出来るカリキュラムかどうかは一度確認しましょう。
なお、「エンジニアとして働けるなら何でもいいよ」と思っている方は、学ぶ技術の将来性と想定年収を調べると良いです。
今後すたれる技術を学んでも意味はないし、何を出来る様になるかで年収も変わって来ます。
あおい
受講期間が長いかチェックするべき
受講期間は長いに越した事はないです。
ただし、受講期間が長い程、受講料も高くなってしまうのでその点はお財布と相談ですね。
理想は半年間学べたら良いです。半年スクールに通うと相場で40万円ぐらいしてしまいますけど・・・。
ちなみに、最も選んではいけないスクールは「受講期間が1週間」のスクールです。
1週間しかスクールに通わないなら、独学で1ヶ月間勉強した方がずっとプログラミングを理解出来ます。
どんなに頭の良い人でも、プログラミングを身につけるにはある程度は時間が必要です。
あおい
受講料が高価でないか相場と比較するべき
プログラミングスクールに高い受講料を払う必要はありません。
なぜなら、高い受講料を払っても高い技術力が身につく訳ではないからです。
最近80万円のプログラミングスクールがTwitter上で話題になっていましたが、そのスクールからGoogleのエンジニア職に内定が決まっているでしょうか?
違いますね。
なので、お金を払えば力がつく訳ではないと分かって頂けたはず。
本当に高い技術力は自分で試行錯誤したり、勉強したり、開発・研究してみたりして身につけるしかありません。
誰かから教えてもらえるものじゃないんですね。むしろ、教えてもらえないから価値があるんです。
私の意見ですが、受講料は15万円以下に抑えておくと良いです。もちろん、これは受講期間にもよりますが、安くて充実した内容のスクールも沢山あるからです。
ちなみに、読者さんは社会人の方が多いと思うので、夜間に通えるおすすめのプログラミングスクールを以下の記事で解説しています。

講師&メンターは実務経験のある人かチェックするべき
講師とメンターに実務経験があるかは重要です。
なぜなら、当たり前ですがエンジニアとして働いた経験のある人でないと、「実際にエンジニアとして働いてみてどうか」や「エンジニアリングをビジネスに活かす難しさ」は伝えられないからです。
それだと、学んだ先の事がイメージつかないですよね。
なので、講師とメンターは経験豊富な人の方が良いです。
あおい
卒業後に職業紹介をしてくれるかチェックするべき
卒業後に職業紹介してくれるスクールの方が良いです。
私の失敗談にもあった様に、プログラミングスクールを卒業しただけのエンジニア志望は仕事の獲得が本当に難しいからです。
個人で頑張るより、スクールから紹介してもらった方が間違いなく苦労が少なくなります。
一方で、有料プログラミングスクールの転職保証コースに申し込む必要はないかなあと感じています。転職保証コースは通常の受講料よりも高くなってしまうからです。
どんな求人があるかは時期により変わるし、紹介される求人がイマイチなものばかりだと意味がないですからね。
プログラミングスクールに通って成功する人の特徴3つ
最後に、どんな人がプログラミングスクールに通って成功するのかを見ていきましょう。
私の周りに沢山いる成功したプログラミングスクール卒業生の要素をピックアップしました。
プログラミングスクールに通う理由が明確
プログラミングスクールに通う理由が明確な人はスクールで学んだ事をその後に活かしています。
例えば、
- エンジニアとして働く為
- アプリケーションを完成させる為
- プログラミングを学んでエンジニアと話せる様になる為
など活かせる人は何を達成したいかをあらかじめ決めて通っています。
一方、スクールの受講料をドブに捨ててしまう人の共通点は、「プログラミングが流行っているから」とか「就活に使えそう」とか何となく通った所です。
「流行っているから自分が学んでどうしたいのか」や「就活で何のアピールポイントにしたいのか」が無いから、どう活かせばいいのか分からないで終わってしまうんですね。
教養でプログラミングを学びたいなら、前述したUdemyで十分です。わざわざスクールに通う必要はありません。
あおい
卒業後も学習を継続している
卒業後も学習を継続しているからプログラミングが出来る様になります。
出来る様になるまで続けるから、その時初めてスクールに通った意味があるんですね。
前述の通り、スクール卒業後にどの様に行動していくかはとても重要です。
ちなみに、私は今まで20回以上「プログラミングを辞めたい。自分には向いてない・・・」と思って来ました笑。
また、他の人から「あおいさん、プログラミング向いてないね」と言われた事もありました。
しかし、それでもめげずに勉強したり開発し続けて来たから、今フリーランスエンジニアとして働ける様になりました。
最初に決めた目標を達成出来るまで頑張りましょう!
今後の目標もプログラミングも自分で考えて行動出来る
自分で考え行動出来る人はプログラミングに限らず、どんな時でも成功出来ます。
特にプログラミングの場合だと、
- 書いたプログラムが動くor動かなかった理由
- IT業界&技術の将来性
などを自分で考えられる人は強いし、成長速度も早いです。
自分で仕組みを理解出来るから仕組みを作れるし、戦略を立てられるから大きなチャンスを掴む事が出来る様になります。
あおい
間違っても失敗しても、かすり傷にしかなりません。トライアンドエラーを繰り返し続けましょう。
まとめ
プログラミングスクールに通う前に色々な準備をする必要がある事が分かって頂けたはず。
スクールに投資した時間とお金を無駄にせず、何十倍・何百倍のリターンを得られるかどうかは自分次第です。
そして、スクールに通う前のみなさんが大きなリターンを獲得出来るきっかけに本記事がなれば幸いです。
プログラミングを身につけると大きな将来性があります。
理想の未来を作れる様に今日から行動しましょう!
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